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SAYL Chairデザインストーリー

upDate2014/02/09

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ハーマンミラーがデザイナーのイヴ・ベアールに依頼したこと。
それは、美しいデザイン、最先端の人間工学、洗練された設計工学、環境への配慮など、ハーマンミラーの特長すべてを兼ね備えながら、手頃な価格帯のチェアを開発することでした。

そこでベアールは、まず「最小限の素材で最高のものを生み出す」デザインを模索することからスタートしました。そしてサンフランシスコを自分のホームタウンと呼ぶ彼が、市内で最も有名な建造物であるゴールデンゲート・ブリッジを眺めた時、「吊り橋の原理をチェアに応用できないだろうか」とひらめいたのです。

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この原理を基に考えたところ、フレームのない背もたれをサスペンションタワーで支えることにより、使用素材やチェアの重量、さらに環境負荷も減らせることが分かりました。
柔軟性のあるエラストマーでできたサスペンション素材は、サポートの必要な部分では張力を最大限に発揮するように、またほかの部分では体の自由な動きを妨げない強度になるようにと、張力を調整して張ることができたのです。

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ところで。
ゴールデンゲート・ブリッジを眺めていてひらめいたセイルチェアですが、なぜ「ブリッジ」ではなく「セイル」なのでしょうか。
この「セイル(SAYL)」という名は、「帆船」といった意味を表す英単語のsail(セイル)に由来するものです。チェアを横から見ると、どこか帆船の帆に見えませんか?
「セイル」という名は、こうした独創的なデザインへのインスピレーションの元となった橋の下を通過する帆船を連想させます。さらに、このチェアの革新的なYタワー構造の「Y」にちなんで、「sail」の「i」を「y」に代えて表記するようにしました。

ベアールとハーマンミラーの開発チームは、性能、品質、デザインそしてコストの新たな基準を打ち立てる、優れたチェアを生み出すことができたのです。