Home > Blog > PPモブラー > PP250 バレットチェア > VALET CHAIR(PP250) デザインストーリー

VALET CHAIR(PP250) デザインストーリー

upDate2014/03/21

250_workshop.jpg

遊び心ある彫刻的なデザインに多様な機能を持たせたVALET CHAIR。

「就寝時に衣服や小物をいかに効率的に整頓出来るか」を話し合っていた、ハンス・J・ウェグナー、建築学教授のスティーン・アイラー・ラスムセン、デザイナーのボー・ボイエセンの三人により、1943年、このユニークなチェアがヨハネス・ハンセン社より発表されました。

250_interieur.jpg

背はハンガーに、座を手前に起こせばスラックス掛けに、さらに座面下は三角形の小物入れになっています。
この椅子一脚で衣服や小物も片付けれてしまうことから、バレット(従者、召使い)チェアと名付けられました。

slide_250_.jpg

1953年のキャビネットメーカーズギルド展では、当時のフレデリック国王が大変気に入られ、2年の納期待ちにもかかわらず8脚もオーダーしたという逸話まであります。

 

 

オリジナルモデルは、本体がパイン材、座面がチーク材、そして4本脚のデザインだったそうです。
当時のデンマークではパイン材が安価な材料で大量生産向きだという認識が強く、品質が劣ると言われていました。
そのパイン材に対するイメージを払拭するために、あえてパイン材を用いたそう。

va1.jpg

 

 


また脚部も当時の4本脚に納得がいかなかったウェグナーは改良をすすめ、現在の3本脚のデザインにすることでより遊び心あるチェアへと成り得たのです。

va2.jpg

 

まるで彫刻のようなVALET CHAIR。
1982年以降、PP Møbler社が製造を引き継いでいます。